こんにちは! 元イタリアン料理人、現役専業主夫料理人パパイズムです。
米の高騰が続く中、手軽に楽しめるパスタは強い味方! 今回は、包丁もまな板も使わずにチャッチャと作れるパスタレシピをご紹介します。
メインで使用する材料は、冷凍グリンピース、100円ショップでも手に入るアンチョビにチューブにんにくとコスパよし。グリンピースをたっぷり入れて、まるでサラダのようなひと皿です。グリンピースと半熟に焼いた目玉焼きが驚くほど合いますよ。
パパイズムの「ガーリックアンチョビのグリンピースパスタ」
【材料】1人分 【調理時間】約15分
- スパゲッティ(1.6~1.7mmがおすすめ) 100g
- 水 1.3L
- 塩 10g(茹で用)+ひとつまみ程度
- 卵 1個
- オリーブオイル 大さじ1+大さじ1
- アンチョビ 2尾
- バター 10g
- 冷凍グリンピース 70g
- おろしにんにく チューブ2~3cm
- 粉チーズ、黒こしょう 適量
作り方
1. 先に目玉焼きを焼きます。フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れて中火で熱し、卵を割り入れます。フタはせずに2~3分熱して黄身を半熟に、白身をカリッと焼き、取り出します。
2. 目玉焼きを取り出したら、同じフライパンですぐにソースを作ります。フライパンに火を点けずにオリーブオイル大さじ1、アンチョビを入れ、余熱で温めます。
フライパンの温度が高すぎるとアンチョビが跳ねるので、火を点けずにオリーブオイル、アンチョビを入れます。
3. トングなどでアンチョビを写真のように崩して、オイルになじませます。さらにバターも加えて溶かします。
フライパンが完全に冷めていてバターが溶けなければ、軽く中火にかけてください。
4. ここでスパゲッティを茹で始めます。鍋や大きめのフライパンに水、塩10gを入れて沸かし、沸騰したらスパゲッティを入れ、
パッケージにある既定の茹で時間より1分ほど短く茹でます。
5. スパゲッティを3~4分茹でたら、ソースの仕上げです。3を中火にかけ、スパゲッティの茹で汁を80ml(大さじ5強)程度入れます。
ヘラなどでぐるぐるかき混ぜながら温めるとソースが乳化して白っぽく濁り、とろりとしてきます。
パスタを数分茹でた後のでんぷんが溶け出た茹で汁が、乳化を助けてくれます。乳化したソースには素材の風味がよくなじみ、とろみが付いてパスタにからみやすくなりますよ。
6. グリンピース(冷凍のままでOK)、おろしにんにくを入れて、
塩をひとつまみ程度入れて味を整えたら、とろ火(一番小さい火加減)で1~2分炒めて火を止めます。
7. スパゲッティが茹で上がったらトングで持ち上げ、軽く湯を切ってソースの入ったフライパンに移し、手早く和えます。
ちなみに、パスタはザルにあげて湯切りしてから5秒以上放置すると、水分が抜けすぎてパサパサに……。茹で上がったら、したたる茹で汁を軽く切る程度ですぐにソースとからめるのがおすすめです。
8. 器に盛り付けて、
目玉焼きをのせ、
粉チーズと黒こしょうをふります。
グリンピースだけ食べても美味しい!
ガーリックアンチョビのグリンピースパスタ、完成です。グリンピースの鮮やかな緑と、目玉焼きの黄色のコントラストが食欲をそそる仕上がりになりました。
にんにくのパンチとグリンピースのさわやかな香りを感じるソースは、ほぐしたアンチョビの塩味と濃厚なうま味がアクセントになって素晴らしい! 半熟に焼いた目玉焼きを崩してソース、麺とからめて食べると、とろ~りとした黄身のコクとうま味、カリッと香ばしい白身の風味も合わさってもうたまりませんよ。
たっぷり入れたグリンピースは、噛むとホクホクした食感で、ほんのりしみ込んだソースのうま味が広がります。グリンピースだけ食べても十分に美味しいです。
100均食材と冷凍野菜で、驚くくらい美味しいパスタができます! 材料をそろえて一度チャレンジしてみてくださいね。
作った人:パパイズム
3児の父として、日々家事育児に奮闘する主夫兼料理研究家。イタリアナポリピッツァの職人として10年間働いたのち、現在はプロの料理人としての経験を活かし、企業・飲食向けの商品開発や、「節約しながら家で簡単に作れるプロの味」をブログやInstagramで発表中。好きな食べものはいぶりがっこ。
- レシピ/ブログ:PAPAIZM
- Instagram:@papa_izm_kitchen
- YouTube:PAPAizm-Kitchen / パパイズムの料理チャンネル
企画協力:フーディストノート
“暮らしを彩るレシピとアイデア”をコンセプトに、
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